POST O’ALLSのシャツはすべてここから始まっています。ミーティングの合間にふらっと立ち寄った日本の古着屋さん=PUEBLOにて遭遇。
昔はデッドストックで見つけて各サイズ揃っていましたが・・・、今は手元に一枚も無いことに気が付き・・・、つい懐かしくて買ってしまいました。
個人的にはネービーヘリンボーンのものをよく着ていたことを覚えています。

もともとブランドを始める時に、指針というかシャツのフィットに関して何か基準を設けたいと思っていました。
様々なブランドの様々な年代のシャツを見て、着てきましたがその中でも特筆すべき光るものを持っていたのがこのLEEのワークシャツでした。

年代的には、LEEで言えば胸ポケットのプリーツの取れたばかりの1940年代頃。これ以前でもこれ以降でもなく、この頃が良いかと・・・。

いろんな意味で、デザインも含め完成されたのがこの頃。ボディのフィット、各部の細かいディテールなども、人間が着た場合にこれ以上洗練出来ないところまで練り込まれています。

着丈もこのタイプのシャツにしては短め。裾を出しても、また入れて着ても良い感じ。これに一時期のBIGYANKの特徴であった、
フロントがバックに比べて長いか、もしくは同じくらいの着丈などのデザインを複合していき・・・、POST O’ALLSのシャツの基本フィットが出来上がっていきました。

なのでその日に着ていたPOSTのシャツやジャケットにもすんなりと合うはず・・・、がなぜかどうもしっくりとこない。特に重ね着に対応する能力が・・・。

ワークウエアなのに”作業”ではなくて、”着ること”に純化した、というブランドの特性を”弱点”(?)と感じていたかつての私ですが、気がつけばそういったことのすべてが反映されているんですね。
う〜ん、うちのシャツもそれなりに発展していったんですね。そんなことを実感した一日でした。

(オオフチ)

P.S. 今日は外の様子が・・・。バイクレースですか。