東京展示会
2/3〜5と、東京での展示会も無事終了しました。皆さま、ありがとうございました!
今回の内容は、またまた乗りに乗っています。結果、さらにPost O’Alls全開な内容となりました!以下、今回の概要になります。
2016FW概要
Post O’Allsはいま、新たな方向に向かっています。イメージで言えばアマチュア/プロなクラフトマン… 部屋の中で作業をしているイメージ…が浮かんでいます。
作業/仕事をしている時に着ている服に何かを引っ掛けて外出する…今までであればよそ行きに着替えたり、普段着ているものの“洗い上がり”を着るイメージでしたが、今は実際に普段着ているものが主役になるというか…うまく言えませんがそんなイメージです。
Post O’Allsがビンテージなワークウエアに取り組んで20数年になりますが、ここにきて新たに“ワーク”のワードローブを再構成したいという気分が高まっています。そのため今回は新型も多く、今後のレギュラーになりそうなアイテムを提案しています。
カラーウエイとしては、Post O’Allsのブランドカラーであるネービーを中心に、デニムを軽く散りばめた、まさにPost O’Allsな構成となっています。また、ブランドの特徴のひとつである“しわ”に関しても、今回はより多くのバリエーションを揃えています。
モデル紹介:
MATTALINI 2:
久々に登場のMATTALINI 2はご存知の通り以前のロングセラーでしたが、ここにきてまた気分が高まっています。デニム/ネービー系に合わせた時にしなやかな生地使いを追求してみました。今回初となる、からだのクセを記憶したシワを表現するグログラン地が新しい方向性を演出しています。
OK43:
最近の新型であるOK42の胸ポケットを排除して、コンパクトな2ポケットのカバーオールを作ってみました。特に5ポケットとシンプルに合わせた時に登板回数が増えそうなサイズ感です。
SB40:
おなじみSWEETBEARの胸ポケットやチンストを排除、 以前のPOST 40と比べると外側にセットされた四角い2ポケットが軽目で新たな印象を演出しています。
CRUZER 7:
前シーズンから継続となるバージョン7ですが、左右対称ポケットの普通な印象が引き続き気になっています。
P-POST:
今シーズンのP-POSTは、前シーズンのややドレッシーなフィットからそれ以前の重ね着し易いフィットへと戻りました。今シーズンのライニングはトラッシュド・ウールとなっています。
Royal Traveler &
Royal Traveler shirt:
定番のRT系は冬場に有効なシンサレートのキルト地を、有効でミニマルなカラーバリエーションで展開しています。
E-Z CRUZ vest:
今シーズンはさらにE-Z CRUZ vestに力を入れています。生地バリエーションは特にデニム/ネービー系と相性の良いセレクションとなっており、さまざまなイメージを揃えています。
The POST III:
もともとThe POSTは、1990年代中頃に、私の最も好きなビンテージシャンブレーシャツの一つであるU.S.V.A.(米国退役軍人局)の支給品をインスピレーションとしたモデルでした。軍物では唯一の1ポケット型のシャンブレーというユニークなものですが、意識的にビンテージとは違うポケットデザインに変更していたThe POST, The POST 2とは違って、今回はビンテージ同様な仕様となっています。
E-Z CRUZ 5:
ユルいオープンカラーが特徴のE-Z CRUZ系の新型です。久々に左右対称のポケットデザインですが、今までありそうで無かったプリーツ入りx2という組み合わせとなっています。
ARMY shirt – R:
個人的に、今またアーミーシャツの気分です。創業時からラインナップにあり、今でも私の大きなインスピレーションの一つであるアーミーシャツは、戦前のUSアーミー支給品の作業用デニムシャツ(実際はジャケット扱い)がルーツですが、その ユニークで秀逸なデザインは未来を感じさせます。
Craftmaster 1:
キャラクターのあるアーミーシャツのボディをベースに、新たなバリエーションを2型追加してみました。クラフトマスター1は胸に1ポケット仕様で、上に何か重ねた時もさっぱりとした印象です。
Craftmaster 2:
クラフトマスター2は、下側2ポケットのバージョンとなります。以前出したNAVY-BLUEと同様の、外側にセットされたWWI当時のネービーのデニムシャツにインスパイアされたポケットレイアウトが特徴です。
NEUTRA:
汚れたGパンに履き込んだ靴=個人的には?な格好ですが、そんな見え方がなぜか新鮮に感じられます。そんな格好を浄化/ニュートラル化するような目的でデザインされたシャツがニュートラです。ドレスっぽいけれどもトラッドベースではないオリジナルなデザインが今後は有効な気がしています。構想は7〜8年くらい前からありましたが、縫製仕様も含め日本製でなければ実現出来なかったモデルです。
E-Z Master Neutral:
1stモデルデビュー当時の90年代〜2000年代はじめ頃からしばらくの休息期間を経て、再び数シーズン前から“ニュートラル”にバージョン変更されてレギュラー化したイージーマスター。軽くテーパーのかかった合わせ易いフィットが特徴です。今回は好評のW生地のバリエーションを中心に構成しています。
W-Needle Chino:
久々に登場のWニードルチノ。今回はジャパニーズ10オンスデニムやバックサテン、Wのポプリンバージョンと、好きな人であればどれもはずせない構成となっています。
#4 Five pocket:
個人的に定番な#4ファイブポケット。今回は デニム生地の生産国によって日本製とアメリカ製というリーズナブルな構成となっています。新しい魅力的な生地としてはバックサテン、日本製ピケなどがあります。
Archive T’s:
今季は懐かしいTシャツのデザインをアーカイブから復刻しています。特に着た時に見える印象が タイムリーなものをいくつか選んでいます。
Tenugui:
オリジナルの手ぬぐいが出来ました。和物テイストも一貫したPost O’Alls目線でデザインされています。
Post Bandana Hankie:
久々にオリジナルのバンダナを作ってみました。今回は特に好きなビンテージ復刻柄の中からタイムリーなものをいくつか選んでいます。
E-Z scalf by Daily Cure:
今回は以前のウールものに加え、新型で薄手コットンの袋縫いのものもデビューしています。洗いざらしの感触をお楽しみください。
(オオフチ)