POST 45 DVという、大戦カバーオールのNewモデルがリリースとなりました・・・

POST 45系は今のところ、このDV(襟なし)バージョンのみのリリースとなっております・・・

ポケットは、POST 44譲りのドングリ・シェイプ・・・

を、斜め(対角線)にレイアウト・・・+左右に内ポケット、というなかなかのイレギュラー君・・・見る角度によってシャツにもカバーオールにも映るので、コーディネートの幅が広がりそう・・・

このような斜めの2ポケット・レイアウトは、大戦中にカーハートやLeeなどからも出ていましたが、その存在自体がまずレアですよね・・・

 

以前どこかでアメリカの被服の大戦モデルに関する定義のようものを読んだことがありますが・・・古着のカバーオールは、実例を見る限り2〜4ポケット、ブラスではなくスチールx4ボタン、トリプル→Wステッチなど、その他省略出来るディテールは省略・・・というのが大枠でしょうか。その他アウトローというか例外も含め、大戦初期から後期までの間には相当な大戦カバーオールのバリエーションが存在したはずだと思われます・・・

 

Post O’Allsでは、今回のような斜めレイアウトは以前にもリリースしたことがあり・・・こちらが、そんな BEAMS+ x WAREHOUSE x Post O’Allsの一枚・・・ちょっとトリッキーなデザインでパッと見は4つポケットですが、よく見るとそれぞれ対角に表に2個、内ポケットが2個、というレイアウトなんですね・・・

このモデルの原型はSWEETBEAR・・・そう言えば、SB 40や41?というSWEETBEARをベースにした大戦モデルもいくつかありましたね・・・

内ポケットも対角に付けられています・・・

よく見ると下ポケットは生地が横取り・・・こんな、ユルやかなアクセントも古着ワークの世界ではたまに見かけますね・・・

x WAREHOUSEという構図は、私が個人的にも長年お世話になっていた故BEAMSの舘野さんが、私が帰国するということを知ってアレンジしてくださったアイデアで・・・舘野さんとは、2000年代からBEAMSの別注などをずっと一緒に企画しており・・・毎回とても楽しくやらせて頂きました。楽しく、ブランドらしい、他では有り得ない内輪ノリの企画もたくさんありました・・・舘野さん、R.I.P.です・・・

 

1990年代半ばの#1107  Two Pocket Jacketから綿々と続く、Post O’Allsの大戦カバーオールの歴史・・・覚えている派閥としてはOK 40シリーズは41,42,43・・・いくつまで?・・・POST 40シリーズは・・・41、42、43、44、45まで・・・そして、SB 40やCARLOSシリーズなどのバリエーションも入れると、15モデルくらいはあったと思われます・・・

 

でも、まだもう少し続きそうですね・・・

 

(オオフチ)