先日の夜10時ころ、いきなり大雨が降りました。
通り大雨は別に珍しいことでもないのですが、この時ばかりは普段とはちょっとスケールが違いました。大粒で降り始めた雨は、共に風も強くなり、中庭にある木々も大乱れ。よく折れないな、と感心するくらい。それはもう嵐と言える有様でした。

光ったと思ったらドカーン。雷まで、かなり近い様子。

この手の短時間嵐は山では時々あると思いますが、マンハッタンでこの感じは初めてでした。翌朝のニュースではセントラルパーク、リバーサイドパークの木々が折れ、テレビのインタビューを受けている人も異口同音に「あんなのは生まれて初めて見た」と。
不幸にもその折れた枝が路上駐車している車に直撃している映像もありました。

そんな嵐があったことも忘れていた2日後の朝、駐車場を出て2ブロック下のストリートに木が倒れているのを運転がてらに見かけました。まさかと思い、戻ってみると……。

木が倒れています。それも根元から。後は写真を見ての通りです。

こんなことあるんですね。しかしこの木、こんな大きく育っていたのに踏ん張れる根がコンクリートのため張りきれていない。そんな不幸な木でした。街の景観用の木の宿命でしょうか。この車の持ち主かは知りませんが、現場の向かいの学校の裏庭で人が寝ていました。(カツ)