個人的な新しいお気に入り・・・今シーズンの#3208 De Luxe(デラックス)という、新型シャツになります。以下、`21FW展示会概要から:

 

#3208 De Luxe

Post O`Allsの最初のシャツ品番である#1201をベースに、ニュートラ2譲りの左右同型異サイズのアシンメトリー・ポケットを装備したのが、今回デビューとなる“デラックス”になります。ブランド創立当時のラインナップにあっても全く違和感のない、Post O`Allsらしいデザイン/仕上がり感が特徴となっています。

 

ということですが・・・

これは、1990年代前半の#1201 ・・・前回のブログに出したものを洗ってみました。

確かに、デザイン/ムードに関しては、違和感もなく、自然でいい感じ・・・でも、私が初期のポストのシャツが良いな、と再び感じ始めたのは比較的最近なんです。ちょっと前までは、そうでもなく・・・例えば#1201や#3208のスリーブプラケットのデザインやカフスのギャザーは、しばらくの間、”今はちょっとうるさいな”と感じていたし・・・サイズスペックに関しても、然り。昔のLだとまだちょっと大きい感じがするんですが、今よりはるかに痩せていた自分が、当時Lを着ていたのが嘘のよう(笑)。それは、恐らくトレンドも関係していますが、当時はうちのようなワークウェアを作っているブランドはほぼ皆無だったし、ビンテージ古着と組み合わせる、というアイデアも然り・・・また、モデルをアップデートしながら定番化していく、というコンセプトも一般的になかったと思います。だから、他のブランドが作っている服とは、あらゆる面・・・コンセプト、デザイン、ディテール、サイズ感、パターン・・・で一線を画したかった、という考えがあったのだと思います。なので、フィットに関してもどこよりもオーバーサイズ・・・実際に当時は私や私の周りの人達は、古着もオーバーサイズで着てました。ま、この30年の世間というか、ファッションを取り巻く環境の変化は著しいですよね・・・おっと、知ったかぶりはやめときましょう(笑)。(オオフチ)