メンズの展示会では一番早い時期に行われるPITTI UOMOを終えて・・・、来週の終わりからはアメリカ、ニューヨークで、そして月末からは最後になる日本の展示会、というスケジュールになっています。
来年の春夏の提案はもう終わり、そして次のPITTIで来年の秋冬ものを見せるのは来年の1月なので、ある意味エアポケットというか、気分的には一段落しています。ふ~。
そして、今、日本での展示会の概要を書いています。これはある時期から書くようになって・・・、もう10年くらいは続けているような気がします。
書いていて思うのですが、いつも直感で作業を進めているので、それを後から言葉にする作業って意外に難しい。書きながら逆にそうだったんだ、とか、どうなんだろう? とか、自分の頭の中を整理するような感じで、人に伝えるために文章にするのがけっこう厄介だったりするんですね。
と言いつつ・・・、まだ書いている途中ですが、ちょっとコピペしてみます。

POST O’ALLS 2013 S/S概要
2013年S/SのPOSTO’ALLSは、例年通り継続中のフレーバーには磨きをかけ、その上にシーズンのフレッシュな気分が重ねられています。そしてそのレンジ/ディレクションは通常よりもやや多めにセッティングされています。
全体の色彩としては、引き続き多めに展開されているカーキ~OD系のグラデーション、定番的なネービー~インディゴブルー系はより多彩なファブリケーションで展開、復活中のブラック、トーンを抑えたプリント/チェック群、ポイントとして使用された生成り系など、着こなしのレンジをまた違った方向へとさらに押し広げています。
新たな生地使いとして、1960年前後頃のアメリカのストリートIVY的なフレーバーを注入した、どこかダークなイメージのチェックやクレスト、バティック調のプリント群があります。それらは、1950年代後半から流行していたファッションとしてのIVYリーグスタイルを、よりクールに都会的に味付けした当時のストリートのIVYフアッションのイメージとなっています。
今回いくつかのバリエーションで展開されている生成り系のナチュラル感のある素材は、それらしく合わせても、またそれらしく合わせなくても新鮮に感じられます。
また、季節感を逆手に意識した中畝のコーデュロイのボトムスは、湿度の低いエリアであれば夏の夜に穿きたいスエードのショーツ/パンツを現実的に置き換えたイメージとなっています。
その他にもオールコットンで復活のコードレーン、リクエストに応え多めにセッティングされたベタシャン、今回初登場の撥水加工されたポリ/コットンのポプリンなど、多彩な顔ぶれとなっています。
さらに今回初登場のアイテムとして、NYの友人であるクニマサ・オダギ氏のブランド”DAILY CURE”とのコラボレーションによるスカーフ、ポケットスクエアも新しい試みとなっています。ビンテージキャリコをはじめとした生地使いが楽しい展開になっています。
今シーズンのバータック(カン止め)は、一時期の定番であったホワイトを復活させ、よりPOST O’ALLS的な仕上がりとなっています。
じわじわと勢力を拡大し続けている柄物のパンツ群は、今シーズンはより多めに設定され、現実的な有効性を提示しています。
今回のTown & Countryシリーズは名前の由来であるTown & Countryシャツと、MenpoliniショーツのT&Cバージョンで展開されています。今シーズンのT&Cシャツはエポレット付きが気分となっており、またMenpoliniショーツのT&Cバージョンは裾のサイドに三角スリットが入っています。
素材はともにコットンのブロードクロスのシャーティングで4色展開となっており、ショーツは総W縫製となっており、ポケット地まで全て上質な共地で構成されています。2型ともに、前回同様、レギュラーのPOST O’ALLSバージョンよりもモデルの特製を前面に出した仕上がりとなっています。
といった感じでつらつらと並べ、書き進めていますが・・・、まだまだこれから修正、なんとかまとめていく感じです。

(オオフチ)

P.S. 普段良く行く(元)日系のスーパーで発見。日本に住んでいない私でもたまに”これって・・・” と、アタマをかしげる商品に出くわしたりしますが、それらは大抵アメリカで企画、生産して恐らくアメリカ中心に売られているもの~つまり日本では流通していなさそうな日本食品~というカテゴリーに入るものが多いのですが、それら以外では日本、関東では見たことがなかったご当地ものというか、限られた地域で流通していそうなもの~たとえば関西もの~とかだったりすることもあり、興味深々です。

今回のキリンラーメンは、キリン? ラーメン? なんでまたこんな名前に? そして家庭用?
ここでなんとなく工場上がりというか、製麺工場が自社オリジナルとして(OEMではなくて)売る用なので、”業務用”に対しての”家庭用”なのか、という推測が出てきます。
ちなみにこれは愛知県の製品で、ローカルでは有名なブランドなんでしょうか?
まあ、それはいいとして肝心の味は・・・、なんか言い方が良くないかもですけど、まずくもなければうまくもない。さらに言えば、自信の感じられない無難な味付け、というか。やはり工場だからなのかなと勝手に納得してしまいました。なぜかうちの製品の工場を思い浮かべたりして・・・。

でも、今後また買うか、と言えば、なんとなく買うだろう、という感じ。そつが無いけれど意外に後を引く味なのと、発見した際にミソとかトンコツ? 塩? とかいくつかバリエーションが出ていたようなので、一通り試してみたくなりました。でも、こういったローカル系(?)商品の場合、しばらくするとセールになって、二度と売り場に並ばない前例もいくつか見ているので、微妙ですが。

でも、余計なお世話かもしれませんが、この袋の口の留め具というか、受け側のスリーブを無くしてしまいましたが、この”赤い?”はよく言えば昔の電車で修学旅行の時に食べた、赤い網に入った冷凍みかん、悪く言えば昔のトイレの香水などにも頻繁に使われていた”赤い?”は、デザイン的、生理的にもなんか良くない気がしますが・・・。そのギザギザが・・・。でも、まあ、工場なのであしからず、ということですかね。