おかげさまで日本の展示会も無事に終わることが出来ました。





以下が、今回の展示会の概要になります。新型や久々にカムバックしたモデルも含め、今回は近年に無いほどてんこ盛りな内容となりました…

2014FW概要

2014FWのPOST O’ALLSは、いつになくダークな気分です。ネービーを中心として、チャコール、ブラック、グレー、ブラックウォッチなどのダークなチェック、また差し色としてワインレッドやダークグリーンなど、ネービーを引き立てるダークで魅力的なトーンがその周りを囲んでいます。

ブランド初期からネービーをメインカラーとして、ネービーXブラック、ネービーXブラウンなど渋めのカラーリングを多く採用してきましたが、ここまでダークな気分になったのは恐らく初めてです。

2013FWのコレクションの段階から既にそのような傾向が強まっていましたが、ここに来てさらに加速、いつになくネービーを中心としたダークなトーンのコーディネートに惹かれています。

以下、新型及び久々にカムバックしたモデルたちです。

#2122 CRUZER 6
気が付けば第6バージョンとなるCRUZER 6。もともとは30sのフィールドウエアをベースにした1990年代後半の#1125 TRAVELER/ Town & Countryをそのルーツに持ち、クルーザーの名品である1920〜30sのFILSONやWOOLRICH( JOHN RICH )などCH
に強くインスパイアされた時期を経て、最近はよりリラックスしたムードに傾いています。

デザイン的には、さまざまなビンテージにインスパイアされている事に変わりはありませんが、今回はとくに重心を低目に取り、サイジングも含めて末広がりなムードに向かっています。そのため昨年までのモデルよりもハーフサイズ近く小さいフィットとなっています。

#2123 E-Z Rider
久々にE-Z Rider系のモデルがカムバックしました。以前、2000年前後頃にあった同名のモデル群は、70sのウエスタン方向へと傾いたスパイス的なアイテムたちでした。E-Z Rider Jacket, E-Z Rider CoatなどはLEE Ridersをモチーフにしたもので、E-Z Rider Pantsはセンタークリースを入れた5ポケットでした。

しかし今回は全く違った視点からE-Z Riderという名称を使用、物事を“しなやかにはこぶ/こなす”、という意味で採用しています。 今回は初回ということもあり、ネービーを中心とした展開になっております。

#2124 CRUZER Parka
今回の新型であるCRUZER 6をパーカに発展させました。気分的には、アウターの上に着るというよりも、アウター代わりに着るような設定となっています。

#2126 POST 41-DV
昨年より再び勢力を強化しているDV( 脱力バージョン)系ですが、今回は左胸に小さなパッチポケットを追加することにより、カーディガン的なモードから、ややジャケット寄りにシフトさせました。

#1520 Navy-Cruz Vest
NORTHWEST系で好評であったパフィ−なベストにNAVY-CRUZ のフレーバーがフュージョンされました。ショールカラーが新鮮な気分です。

#1264 Light 3
Light系1ポケットシャツの新型になります。Light系自体、もともとはコーディネートに70sなフレーバーを注入するモデルでしたが、時代の流れとともに今では前線に配置されるようになりました。

#1338-R E-Z Pants-R
1990s〜2000sはじめ頃に、軍物ベースでないライトなチノとして開発されたモデル。このモデルが後のE-Z Master やMENPOLINIを産み出すベースとなりました。今回リイシューするにあたり、元来のへそ曲がりな性格を尊重、アウトシームは巻かず、インシームはWステッチ、バックは片倒し+トップステッチとかなり変則的な縫製仕様で登場させました。バックポケットは外側を下げた、当時のPOST O’ALLSパンツ独自の仕様をカムバックさせています。また、特徴的なテーパードシルエットは健在です。

#2312 E-Z Master Neutral
MENPOLINI登場以前の定番であったE-Z Master、その最終モデルがNeutral(ニュートラル)になります。綿ポリ素材を中心とした展開は健在で、今回は5色の綿ポリヘザーを登場させています。

#2320 Maker Pants
フロントがチノ、バックがベーカーパンツ…というアイデアから産まれたMaker Pants(メーカーパンツ)。今までありそうで無かった、しかしナチュラルな仕上がりとなっています。

P.S.

Y先輩にいただいたバッグ。前回の展示会の時から欲しかったもの。ありがとうございました!

仕事が終われば、毎日こんな感じでした。やはり日本は最高ですね…

まずは、大吉ということで!
皆さん、ありがとうございました!
(オオフチ)