無事、終わりました。皆さん、ありがとうございました!


今回の印象は、気のせいか普段よりお客さんがにこやかにアイテムをピックアップしていたような…しかし友人達、というか特にK先輩の顔がいつになく真剣?そういえば店(EXTRA)をやっていた時も、買い付けより個人オーダーの方で真剣に悩んでいましたっけ…。

“迷うな〜“

“欲しいものが多くて困るよ”

“俺とカブらないのにしろよ!”

“オカマのペアルックじゃないんだから”

“そっちの方が似合うよ、それにしろよ”

“迷ったらとりあえずオーダーしときゃいいんだよ”

などと聞こえてきます。

以下は、書きかけの今回の日本の展示会の概要からの抜粋になります。

2015FW展示会概要

今回のPost O’Allsは、気が付けばこれまで出してきた様々なアイデアが時間をかけて熟成し、それらを今のムードで再編集することによって、新しく魅力的なワードローブが完成しました。

今回は特に同系色内での生地の厚み/しわの表情、/光りの反射具合、などのバリエーションを多めに設定することによって、組み合わせた際にシンプルながらより多くを語れるような内容を目指しました。

2000年代後半のCRUZER-Wから始まった無双のW縫製(同じ生地を同じ方向で2重に巻き込んで縫製する)をさらに押し進め、最近のC-POST 7などに見られるより空気を取り込むライニング縫製(一般のライニングのようにメインシームは巻き込まない縫製)を経て、さらに今回のC-POST 8ではback –to-backという裏同士を付き合わせたライニング縫製仕様にすることによって、より豊かなエア感を産み出しています。

W縫製に関しても、今回のBDU Jacket、E-Z Masterなどでは表に薄い生地、裏にやや厚手の起毛地を持ってくる事によって出来る表面の細かいしわと裏腹な重厚なパッカリング、と意識的にバランスを崩すことによってビンテージには無い新たなイメージを作り出しています。

先シーズンから復活したE-Z Master、今シーズンは上記の変則的なW、マイクロHBTの無双Wバージョン、さらにオールコットンチノクロスのシングルバージョンも用意して、多彩な表情を展開しています。

好評のNAVY-CRUZ Vestは、以前NorthWesternなどであったスラッシュ+ジッパーポケットを得てE-Z CRUZ Vestへと変身、インナー/アウター共にしなやかにこなすポテンシャルがアップしました。

今まで不定期で登場していた襟無しのDVシリーズもほぼ定番に昇格、今シーズンは素材の展開も全開で、新型E-Z CRUZ Vestとの相性も良好となっています。

新定番となったE-Z Riderは、今回のバージョンからラペル裏にビンテージのテーラーメードのコートなどに見られたスカーフ止めを装備、オプションの共地のスカーフを仕込むと新しい首元の表情を作り出す事が出来ます。

C-POST-R2は、今回で初期設定のCPOに先祖帰りしました。新たに採用したマチの無いラウンド/スクエアテールがよりリラックスしたCPOムードを盛り上げています。CRUZERではやや重い/シャツではやや軽い時など、インナー/アウターのボーダーを跨いだ設定を可能にしてくれます。

CRUZERは今回でCRUZER 7へ。CRUZER 4以来の左右対称ポケットとなり、サファリ寄りなムードへとシフトしています。

OKシリーズは今回でOK 42へと進化。着丈をやや短目に設定して小型の1ポケットを追加、ジャケット寄りの設定としてみました。ムードの違いを体感出来るよう、生地使いもほぼE-Z Riderと同じ設定となっています。

構想自体はかなり前からあったRoyal Traveler Shirtがついに登場しました。様々なアウターのインナーとして完璧、また軽い気分のアウターとしても調子の良い設定となっています。新たなアイテムから新たな着こなしのアイデアが生まれそうです。

今回のシャツは、すべてドングリ系のポケットでセッティングしてみました。伝統的なユルいカーブは健在です。以下、シャツの設定です。

The POST 2  = フラップ無し1ポケット。

VERY Lee = フラップ付き2ポケット。

E-Z CRUZ 5 = フラップ付き1ポケット。

C-POST 8 = フラップ付き1ポケット(浮かし縫い)。

今回採用のTrashed Wool(トラッシュド・ウール)はホースブランケットやブランケット・ライニングを思わせるストライプ。そこここに散りばめられています。

などなど、新旧さまざまなアイデアの組み合わせから産まれる化学反応が着こなしのインスピレーションを喚起し、着る人の表現の幅を押し広げていきます。

来週は、日本です!
(オオフチ)