久々に、着れるビンテージカバーオールを入手しました。帰国する前にブログ( http://ameblo.jp/anchor-vintage/ )で見てオーダー、日本のアドレスに送っておいてもらいました。Anchor Vintageさん、いつもありがとうございます!

ブランドは、FINCK。同社でも”RED BAR”が付く以前の1920年代後半頃のもの。 ボタンには浮き彫りで”DETROIT SPECIAL”の文字。これはうちのサブキャッチである”EMPIRE STATE SPECIAL”のヒントになったフレーズなんですよね 。

全体にシンプルな4ポケットのデザイン。メインシームはWのチェーンステッチ。補強なしの下ポケット、さらにブラックとナチュラルのステッチの使い分け具合も◎。

小さめの襟は地の目縦取りで、細めの台襟が付いています。短めのチンストラップがちょうどいい感じ。ブラックのキーホール糸も、◎。

デュアルエントリー(上側からも別室に入れられる)でない、懐中時計入れとペン差しのみの左胸ポケット。直角に曲がったペン差しのステッチが無骨な印象を醸しています。個人的にはカーブしているタイプのステッチが◎ですが。

右胸ポケットはフラップなしのシンプルなもの。この年代は一般的にまだフラップが付かないものが多いですね。ユルめなホームベース型、逆ハの字に入れられたバータックも私好み 。

カフスもシンプルな作りでボタンはちりめん調のドーナツタイプ。フロントがチェンジボタンでネックとカフスはドーナツ、という1920年代頃までによく見られた、これも私好みの仕様となっています。

当たり前かもですが、やはりビンテージはグッときますね・・・・。
(オオフチ)