最近、とある横浜系?のブログ( http://blog.goo.ne.jp/hagemarupika )を見て入手した“横浜再現”(1996年平凡社)。第二次大戦後の米軍占領下 の横浜を写した写真集なのですが、進駐アメリカ兵と日本との交わりをキャプチャーしたものとしては最高レベルだと思いました。

以前、常盤とよ子という人の“危険な毒花”(1957年三笠書房)という、やはり同様のテーマの写真集を見た時も結構ぐっときましたが・・・今回の“横浜再現”はその延長線上にあり、よりパワーアップされた感があります。

“横浜再現”は、常盤とよ子とその夫である奥村泰宏という人の共著であり、奥村泰宏の写真と“危険な毒花”からの抜粋写真とで構成されています。街中の風景がたくさん映っているので、当時の横浜の雰囲気を感じるには最高の一冊ですが、ファッションや風俗が好きな人が見てもとても面白い写真集だと思います。








横浜には若い頃からちょいちょい出かけていましたが・・・この写真集を見るとこれが横浜?という驚きの連続です。私が言うのもなんですが“敗戦国”という言葉がぴったりなんですね。敗戦・・・う〜ん、今更ながら感じるところ、多いですね・・・考えさせられます。
(オオフチ)

P.S. 奥村泰宏氏の“敗戦の哀歌”。これもいいですよ。