2月の6〜8日は、日本の展示会です。

以下、展示会の概要と新型の写真になります。

Post O’Alls 2018 F&W 展示会概要

2018F&WのPost O’Allsは、 今までの流れとはやや趣を異にしたミックスとなっています。アウターに関しては、従来通りシーズンの気分への適応度を高めるという基本アイデアに加え、今までリリースしてきたPost O’Allsの定番的なアイテムと組み合わせた時に、新たな魅力を発揮出来るようなアイテムの開発に重点を置いてみました。ベストは昨年からの流れをキープしていますが、Royal Travelerはシンサレートのキルティングの代わりにインシュレーションにポーラテックを採用しています。その結果すっきりとした外観となり、レイヤリング時の能力を高めています。E-Z Cruz Vestは今回はフード付きのみの展開で、引き続きポリフィルのインシュレーション、そしてアウター的に着用する時にも使い易い生地設定を重視しています。シャツに関しては2017F&Wから引き続きの提案で、軽いアウター代わりとしても合わせ易い、ニュートラルでワイドレンジな生地セレクションとなっています。今回のコレクションは、 レイヤリングの可能性を常に模索するPost O’Allsが、自社製品のみの構成で完結出来る可能性を体現したミニマルなコレクションとなっています。
以下、新型の解説になります。

2114C NAVY-BLU Coat

1910〜1940sのUSNのデニムファティーグジャケットにインスパイアされ、2012F&Wに誕生したNAVY-BLU。それにフードを付け、コート丈まで着丈を伸ばして細部を調整したのが、今シーズン初リリースとなるNAVY-BLU Coatとなります。通常のコートとして、また寒い日にアウターやベストの上などにもレイヤー出来るアイテムとして開発されました。ありそうでなかった、Post O’Allsらしい新型と言えます。

2137 STREAMLINER Coat

STREAMLINER Coatは、基本アイデアとしてはアウターの下にレイヤーするコートとして開発されました 。Post O’Allsのアウターやベストの下に組み合わせることにより、既存アウターの着用レンジをより寒い日にも対応可能に広げることの出来るようなアイテムとなっています。インナーコート(?)という独自の設定ながら、普通に着るライトなコートとしても適応し易い生地設定となっています。

2140 OK Rider

カバーオールジャケットでありながら、よりラペル付きのアンコン(アンコンストラクテッド)ジャケットに近いフィット&ムードで2015年F&Wに登場したOK 42。その微妙な性格を、さらにアンコンジャケット寄りにシフトさせたのが、今回登場のOK Riderになります。結果、カバーオールとE-Z Riderの中間、という微妙な立ち位置となりましたが、今の気分にはとてもフィットする、Post O’Allsらしいありそうでないアイテムだと思います。

2212R The POST III-R

セミ定番化した、オールドPost O’Allsのリバイバル的なアイテムでもあるThe POST III。それにチンストラップを追加したのが、今回の新型であるThe POST III-Rとなります。クセのないオールラウンドな性格はそのままに、ブランド初期から1ポケットのワークシャツを提案し続ける、Post O’Allsらしさの光る新型となっています。

2216 The POST III-R-W

The POST III-Rに同型の右胸ポケットを追加した、これもありそうでなかった新型となります。Post O’Alls的に、今最も着易い台襟付き2ポケットのワークシャツを具現化するとこうなります。

2219 C-POST DV2

2017F&Wリリースのアウター/インナーシャツであるC-POST DVをベースに、E-Z Cruzシャツなどでおなじみのプリーツ入りポケットに変更したのが、今回デビューとなるC-POST DV2になります。前回のC-POST DV採用の布帛/ナイロンタフタやナイロンタフタのキルティングの代わりに、今回初採用のポーラテック中綿をインシュレートすることによって、よりインナーにもレイヤーし易い外観を獲得しています。

という、感じです。皆さま、よろしくお願いいたします!

(オオフチ)