今年は年明け早々、1月の10日過ぎから3月の半ばまで、2ヶ月以上日本に滞在していました。雪が降る冬〜薄着でも昼間は汗ばむ春先まで、珍しく季節の変わり目を体験することができました。

ここ数年は、 帰国するたびに意図的に滞在期間を長く取るようにしていましたが、2ヶ月以上というのは・・・アメリカに渡ってもうすぐ30年になりますが、今回が初めてかもしれません。

今回の帰国の目的は、実家の用事及び展示会がメインだったのですが、常々思っていた、日本に長く滞在してみたい理由とは、私の最も?な事の一つである“もし日本にずっと住んでいたらどんな格好をしているのか?”という疑問に対する答を見つけたいからなんですね。

そして答は・・・見つかりません(笑)。でもニューヨークに住み始めた頃から思っていますが、日本の方がお洒落な人は多いし、話しを聞いてみたくなるような味のある格好をしている人も多い。インスピレーションも多ければ、物も情報もなんでも多い・・・そんな中で生活していると、どんな気分になってどんな格好をするオヤジになっているのか?というのが、興味のあるところなんですね。

うろ憶えですが、日本にいた頃は古着やジャージのセットアップなどをよく着ていました。でも、それは他人があまり着ていないし、さりげなく目立たなかったから。今はどちらにしても市民権を得た格好になっていますよね。

では・・・変わった格好をするのが好きか?といえばそうではないし、かといって人と同じ格好がいいか?といえばそれも違う。なるほどですが、これが日本のムードというか、味わいなんでしょうかね。

考えてみれば、自分が仕事でやっていることも似たような感じ。やはりずっと日本に住んでいても、今と同じような格好をしている?・・・いや、多分ブランドを始めるような大それたことはしていないので、有り物をそんな風に着ているのかもしれませんね。

なんか、わかったようなわからないような話しで恐縮ですが・・・何しろもう少し磨いてみないと、ですね。そう、今年の課題にしてみましょうか!

(オオフチ)