今回も、短命で終わったカバーオールを紹介したいと思います。2006年にリリースされた #1175   SYLVANIA(シルバニア)というモデルで、Post O’Allsでは珍しい着丈の短いショートカバーオールでした。

台襟も、ギミックも無いシンプルな襟。見返しは、最もシンプルな細い直線タイプ。

3ポケットのシンプルなレイアウト。胸ポケットは#1101と同様で、下ポケットは横取りになっています。

お馴染みの、カギ型ステッチ。

カフスも、#1101と同じカーブ付きですね。

やはり、逆留めです。

バックは真ん中で剥がない1ピースバック…これは、何かの下にレイヤーする場合を考えての配慮です。ビンテージタイプのカバーオールとしては珍しい仕様ですね。

2006年当時のカタログです。デニムとヒッコリーストライプのみの展開で、2シーズンで消滅しました。

そんなSYLVANIAには、元ネタがあります。PATERSONというニュージャージー州のブランドのショートカバーオールなんですね。

シンプルな襟。こちらはセンター接ぎの2ピースになっています。地の目を変えているわけではないので、生地コスト削減の為でしょうか。前立ても細い直線タイプで耳使い。

カフスはGジャンというか、シャツの様なタイプ。

特に変哲の無い3ポケットのレイアウト。各ポケットの上端は三つ巻きではなく、折り返して一本ステッチでただ縫っただけという、やっつけ仕様。胸ポケットにはペン差しステッチが入ります。

1プロングのロゴ入りドーナツボタン…着込むと抜け落ち易いタイプですね。

バックは、通常の2ピースバック。

このPATERSONのカバーオールは、デッドストックを探していた頃にあるニュージャージー州の古いデパートメントストアでまとまった数を見つけて、欲しい友人にあげたり売ったりして手元にはこの一枚だけが残っています。シンプルな廉価版モデルなのですが、カバーオールの下にレイヤー出来るカバーオールという便利さと、着た感じがかわいいのでベースモデルとしたんですね。

2006年には、DeLuxe Railroader や、#1101も復活しています。色々と過去を模索していた時期なのでしょうか?

シルバニアも、少々クセのあるモデルではありますが、今見ると独特のキャラクターが有りますね。(オオフチ)