革ジャン
ここんところ、皮ジャンが気になっている。革ジャン、といってもなにかとストーリーのあるような大層なものではなく、ただの50~60’s初期のもの。
着た感じが50’sを感じさせること、というのが選ぶ基準かな。もともと昭和20年代という時代に非常に興味を持っていて、戦後というメチャクチャな状況のなかで生きる若い人たち、というような設定にやられてしまう。
日本のその年代に対してアメリカの50’sはやけに明るいし、家庭的な匂いもする。ニューヨークは別として、意外にも刺激的な匂いは希薄だ。やはり自分的には日本の昭和20年代がしっくりとくる。
その延長で和物の古い革ジャンがもっとも欲しくて、昔はよく古着屋で物色したが、問題はサイズ。それら日本の古い物は、“大”とか“特大”というサイズ表示で、確か“特大”でも自分にはけっこう小さい。アメリカサイズでいえば40~42くらいで、なおかつ袖が短い感じか。現実的に今の自分が着れるサイズを見つけるのは難しそう。
そこでアメリカ物がターゲットとなる。好みの昭和20年代というと1945~55年となるが、それらは年代的に今っぽくないフィットの物が多い。今の気分で言えば、タイトな袖、肩周りが欲しいので、どうしても1960年前後くらいのフィットとなる。品質的には古いほうがいいに決まっているが、その辺はどうでもいい。気分が欲しているかどうか、が肝要だ。
そんな昔の不良っぽい革ジャンを着て、オヤジはどこへいくのか? 若い気分になれる?
理由は後で探すとして、気分はそちらに向いている。(オオフチ)