昔の日本の写真。着色がちょっと気にはなりますが、かなり見応えがあります。
以前、本屋で写真集の立ち見をしていたとき目に留まった写真です。

雪の富士山は1892年に撮影されたものです。なんと明治時代です。
松越しの富士山は1908年。町の様子は1932年、昭和7年に撮られたものです。

当時の小西本店、現在のコニカミノルタが、1903年に日本初の手ごろなカメラを売りはじめたとはいえ、カメラを持ち歩いている日本人はそう多くはなかったはずです。

そんな時代にカメラを持った外国人がバシバシ撮った日常の一コマですが、なぜか日本人が撮った写真に思えてなりません。臨場感があるというか、なによりも日本人として、遠い記憶の、気持のどこかを刺激された感じです。

シカゴ生まれのBurton Holmesという人物、この時代に世界40カ国の撮影旅行に出かけていますが、そんな国々の写真をまとめたのが、この写真集です。
(カツ)