再来週にはイタリアでの展示会が始まります。
いよいよサンプルアップの最終段階。出発する3日前にサンプルが上がり、印刷屋にルックブックをピックアップに行くのは2日前。そんなスケジュールになりそうです。いつもギリギリで何とか間に合ってはいるもの、その分、生産の遅れにつながるのは避けられそうにありません。

サンプルも生産品も同じミシンで縫っていますから、生産の流れを変えざるをえないのです。
ギリギリでサンプルを入れるということは、一発勝負ということ。うまく出来なかったからもう一度つくる時間がないということです。
幸いにもサンプルをドロップしたことはほとんどありませんが、こういう時間ギリギリでも、なんとか体裁が整っているのは工場と一体化して仕事を進めていることが大きな理由のようです。

生産現場で仕事をする。これはポストオーバーオールズの服づくりにとってこの15年間、変わっていないことです。
ブランド創立から16年目、これからも着続けることが出来る服。そんな服をつくり、提供できることの喜びをさらに高めていきたいと思っています。

今年も宜しくお願い致します。(カツ)