釣り仲間から電話があり、「クロトンに軽く行かない?」との誘い。

マンハッタンから車で1時間。ニューヨーク市郊外のウエストチェスター郡のCroton Fallsとうところにある、源流が貯水池の小さな川。湧き水程度の放水量なだけに安定している川です。

フライフィッシングを始めた頃はよく通っていました。25センチくらいのブラウントラウトがほとんどですが、運がいいと40、50センチクラスも釣れる川です。

川原に出没する鹿、ワイルドターキー、ビーバー。草木に囲まれた川の立ちこみから聞こえてくる何種類もの鳥の声……。

その自然の豊かさに、ここがマンハッタンから1時間で来られる場所だということをふと忘れてしまいますが、時折聞こえる車の通過音が、やはりニューヨーク近郊ということを思い出させてくれます。

なんていうか、視覚、聴覚のギャップがおもしろく、不思議な気持ちにさせてくれる川です。

10年以上も忘れていた感覚ですが、この川、さらに発見がありそうです。
(カツ)