テレビニュースによると、1月の積雪量は80センチ近い。これは1月の最高積雪量とのことです。クリスマス直後には50センチも降り、この冬は非常に雪が多いです。

昨日の朝から降り続けた雪は15センチほどの予報でしたが、途中から雨に変わる予定がそのまま雪を降らせ、一晩明けたら48センチも積もりました。スキー場の民宿でひと晩明けたら歩けなくなる程の新雪だった……。そんな記憶を思い出させるほど雪国尽くしのNYの今年の冬です。

寒さに強いNYでもここまで雪が積もるといろいろなことが麻痺してきます。学校は休校。 交通機関も麻痺。そうなると仕事に行ける人も限られてきますから、実質的にはまるっきり生産性のない日になりがちです。 

外での事故も増えます。路面店の前で転んで怪我でもしたら、場合によっては店側から見たら大変なことになりかねません。自分の店の前で怪我をさせたらその責任は店側にあるからです。そのせいか、雪が降ると店の前の雪かきの早いこと早いこと。 

年末の雪嵐では、救急車を呼んで現場に到着したのが90分後。結果的にその人は亡くなってしまい、道路の雪かきが行き届いていないために遅れた救急車の責任は市にあるとして告訴。こんなことが他にも数件あり、市長は雪に対してかなり神経質になっているようです。1インチの雪かきをすると1ミリオンドルがかかるそうです。この冬いくらかかったか想像するだけでもNYCが赤字というのも納得できそうです。

今朝は朝一で工場のマネージャーから雪のため工場を閉めるとの電話。あさって日本に向かうスケジュールのなか、けっこう詰まっている予定も変更せざるを得なくなってきました。相手はマザーネーチャーです。従う以外なさそうです。母なる自然。やはり逆らえません。明日も明後日もにわか雪の予報です。 (カツ)