5月の最終月曜日は、戦争で命を落とした人たちの冥福を祈る日でMemorial dayというホリデーです。この3連休をMemorial weekendといい、ニューヨーク界隈では海開きもあり、実質、夏のはじまりの3連休です。

ここ10年、毎年この連休にはキャッツキルに行くことが恒例になりました。
金曜の夕方に出て夜10時には現地へ到着。

マンハッタンを出てから途中信号は2個のみ。それも最初の信号はゆうに100キロを越えた地点。2個目は目的地の2キロ手前。

夜に出てくる湿気。いやな感じではなくヒャっと気持ちがすっきりするあの感じ。そんなひんやりを背中で感じながらも顔はキャンプファイヤーの火で熱い。長い間見ていなかった星空を眺める。泊まっているロッジのすぐ目の前は川。流れがゆるい静寂のなかで聞こえる魚のジャンプする音。

火を守る、一種仕事っぽい作業も普段の生活感覚とは程遠く、そんな気分が当たり前にあり、自然に近付いた気にさせてくれる感覚が心地いいのだろうか? それとも幼少から馴染んでいた山と川の空気がそうさせるのか。

でも、これはお客としての感覚だけに、年に何回かのこの遊びは非常に刺激的で、やはり、やめられません。

いよいよ夏が始まった実感です。今度はオヤジ軍団でこのキャッツキルの川を網羅したいと企てています。(カツ)