最近再び着たくなってきた、オールドポストの2点を紹介したいと思います。共に、2000年代後半に多くリリースされていたWシリーズ中のモデルだと思われます。パッカリングとプレゼンス(存在感)を追求して考案された、Wシリーズ・・・独特なPost O’AllsのWシリーズに関しては、こちらをご参照ください。

 

これは、クルーザーベスト・・・の、ピマコットン・ポプリン生地のW仕様・・・なので、クルーザーベストWですね。

初期のクルーザーベストの特徴である、高いネックライン。これは、Post O’Allsの最初のベスト品番である#1501 No. 1 Vestから受け継いだ、第二次大戦以前によく見られた非常にクラシックなスタイルです。1993年の#1501のデビュー以前は、世間的にはほぼ絶滅していたデザインでした。

当時完成間もない?クルーザーポケットのレイアウト。

バックビューは、ほぼ#1501です。

今の感覚では危険(!)な針刺しタイプのバックベルトを採用しています。

スイートベアーW。クルーザーベストと同素材でセットアップになります。このモデルも、当時誕生間もない感じでしょうか。

ベースボディは定番#1102のフィットを採用していますが、あらゆる箇所に手を入れて違うムードを醸し出しています。

1920年代頃の、Sweet – OrrとBlack Bearのカバーオールのディテールのミックスから生まれた、転んだポケットをフィーチャーしたレイアウト。

ポケットの生地も全て二重になっています。

当時の自分が着ていた様に、こんな感じで今再び重ねて着たくなっています。

2000年代後半のムードでも、思い出してみましょうか。(オオフチ)