先日のブログで、チラッと登場したこのジャケット・・・シアーズ・ローバック社によるHERCULESの、1950年代頃のもの。

手に入れた当時は、こんな物があるんだな〜、という印象でした。

デザイン的にはよくあるタイプ・・・ですが、既視感が無かったのは生地がデニムだったからだと思います。

このスタイルだと、通常はコットンツイルやベタシャン、肩パッドの入るドレス物であれば、レーヨンギャバジンなどが多いでしょうか・・・デニムのロング丈って、見かけませんよね・・・逆に言えば、デニムだったから興味をそそられた、という感じでしょうか。

とかく、1940年代を中心としてそれ前後のドレス〜カジュアルもののデザインは、他の年代やスタイルとミックス & マッチさせにくい、時代性の強い物も多いですよね・・・広い怒り肩、絞りの強いウエスト、大きな襟、長い着丈、それにマッチする太く股上の深いパンツ・・・もちろん、当時の気分ではそれらがカッコよく見えたのでしょう。

この一枚も、欲を言えばバックは切り返しの無いプレーンなデザインの方がベターだと思われますが・・・

ともあれ、ワークウエアはドレスものほど時代のトレンドの影響を受けないところが、後々の目で見ると好ましいわけです。

こうしてカバーオールと並べてみると、同じような用途/着回し範囲のものに見えてきますね・・・

こんな感じのややシュールなアイテムを、コーチジャケットなムードでリリースしてみたい気がしてきました!(オオフチ)