今回の帰国は…ソフトな印象でした。帰国前に感じていたネービー気分も気が付けばどこかにさらっと馴染んでしまい…あまり寒くなかったことも手伝って、結局は2013年の秋冬アイテムの いくつかの有効性が確認出来た+αで終わっていました。

来年に向けての、ブランド的な新しい気分もあるにはありますが、今ひとつ大きなものに育っていない気もします。個人的には、気が付けばやはり茶系の中にどこかネービーを入れたコーディネートが多く、これは一年前の気分とあまり変わらず…

それでも、組み合わせ的にはそれなりにバランスの変化はあり、しかしそれが全体に大きな影響を与えるまでには至らない…という ソフトかつ微妙な印象でした(なんのこっちゃ、ですよね)。

でも考えてみれば、ここしばらくは毎年そんな気分で過ごしている…というのが現状で、多めに変わりたい願望は温存されています。う〜む。

そんな中、個人的な新しい気分をいくつか…

今回の帰国で手に入れた1970s頃のKEYのジャケット。KEYのカバーオールジャケットは自分にとっては長年のユルいテーマであり、常に真剣に探しているわけでもないですが、でもたまに出会うと何か新たな気分を注入してくれることが多いです。

今回の一枚は、まずはデニムxヒッコリーという、KEYでは初見な設定に食指が動きました。そのせいか、写真だけ見てサイズ確認することもなく 取り置き…でも着てみたら、とても惹かれるジャストなサイズ感にびっくりでした。

この、ジャスト具合、というのが昨今では自分的には希少…うまく説明出来ませんが、とにかく着心地にやられました。程よくタイトな肩や二の腕あたりに対して、裾周りのユル目なAラインとその入り具合、と言葉で表すと簡単ですが、元からレンジの狭そうなKEYのフィット、自分に合うのは稀な気がしました。

このフィット感はうまく説明できません…でも自分的にはいますごく反応する着心地です。強いて言えば80%くらいの満足度で、その残りの20%を自分なりにカバーしながら着たくなる…こんな着心地を持った新型カバーオールを作ってみたいと思いました。

今回、日本で眼鏡を新調しました。以前から漠然と、日本製の丸型のセルフレームが欲しかったんですね。

私は1920〜30sの時代感はどっぷりと好きですが、でもなぜか眼鏡は丸型にはいかず…しかしここに来てそういうモードになりました。

う〜む、何か新たな気分が芽生えているんですかね…
(オオフチ)

P.S. 久しぶりにぐぐっと読み込んでしまう雑誌でした。K先輩、いつも気になるご紹介、ありがとうございます!