この手のストライプの生地、うちではTrashed wool (トラッシュド・ウール)と呼んでいますが、もともとはLEEのストームライダー…、いやそのもとはカバーオールジャケットの裏地…そしてそのもとは古いブランケット…に使われていたストライプのウール、もしくは混紡生地なんですね。

なので裏地のイメージがありますが、もともとウールのアウターにはブランケット柄を多用していたので、それがその後ライニングにも使われるようになった、と考えるのが歴史的には妥当なんでしょうか。

この手の霜降り系ストライプ生地は、工場で出るくず糸を集めて撚ったヤーンで織ったものが起源と言われています。そのため通常、Recycled woolと言われていたようです。

工場のくず…を染めないで織った状態が霜降りのミックス状態なんですかね?ということは、くずの集まり方によっては色のトーンが変わってしまうのでは?…などど心配してしまいますが…まあもともとは、ということらしいので。

でも無地のRecycle woolというのもあるので、それは霜降りを染めたものなんでしょうか…と、推測/知ったかぶりはこのくらいにして、何しろ薄手の毛布と思って頂ければそんな感じです。

これらのアイテム、本当はショーツに合わせて着たかったのですが…もう、ちょっと厳しいかも?…という今日この頃のニューヨークです。
(オオフチ)