ここのところ、ストリームラインなデザインのものに引力を感じています。インダストリアルなデザインのものと組み合わせると、良く映るタイミングな気がしているんですね。今回と次回はストリームラインなライターを紹介してみたいと思います。

1930年代、RONSON PRINCESS。エンジンターン(機械彫り)の具合がデコ〜ほのかにストリームラインな香りを感じさせますね。アメリカ製。

1930年代、RONSON STANDARD。これはストリームラインというよりもバリバリのデコ・・・ですが琴線に引っかかりました。ブラウンのエナメルとイナズマが当時のデザインのパワーを感じます。クロームでなくニッケルメッキなのがインダストリアル&ミスマッチで面白い。アメリカ製。

1940〜50年代、PRESTO。なんとなく船っぽいイメージのデコ〜ストリームラインなデザイン。クロームメッキの厚さの具合がデコっぽさを際立たせています。カナダ製。

1950年代頃、PRESTO MAGIC。同社の上のモデルと比べるとスリム&フラットで1950年代っぽいデザイン。エンジンターンの具合も50sらしくストレートでモダンな印象。カナダ製。

1950年代、PRINCE。PRESTOの機構を模倣した国産品。アラベスク/ベネシアン調のデザインはストリームラインというわけではないですが、当時流行したデザインの一つです。日本製。

1950年代、RONSON ADONIS。横長でスリムなシルエットは1940年代の終わりにデビューしたストリームラインな新デザイン。丸型ウインドウのデコっぽいモノグラムの字体がムードを強調しています。アメリカ製。

1950年代、BROTHER-LITE。RONSONのADONISをベースにほんのりと模倣した国産品。モノグラムウインドウの無い、横線だけのデザインがストリームラインですね。日本製。

1950年代、PENGUIN。これはRONSONのVARAFLAMEという、当時の最新デザインのガスライターを模倣したと思われるオイルライター。ストリームラインというよりもアメ車のテイルフィンそのものですが、なかなか味わい深いキッチュなデザイン。当時の日本は国産車よりもアメ車の方が多かったような気がしますね。日本製。

1940〜50年代、CORONA。ストリームラインというか、ギャラクシーというか・・・・なかなか出所のわからない面白いデザインですよね。オキュパイド・ジャパン(第二次大戦後〜朝鮮戦争頃の対米輸出用)の日本製。

1930〜40年代、BOWERS。これはいわゆるトレンチライターですが、通常の同社の円筒形ではなく、後発のフラットなタイプ。その初期モデルの、3つ開いている楕円形スロットのデザインがストリームライン。アメリカ製。

(オオフチ)