日本だとヘラクレス、米語ではハーキュリース。1940年代、第二次大戦中にシアーズ・ローバック社から出されていたものになります。戦時中は各社、簡素化したカバーオールを生産していましたが、そんな中でもこのハーキュリースはまとまりの良い一品と言うことが出来ると思います。

当時流行のラペル調の襟。デラックス過ぎないのがいいですね。大判のファスナーが目立ってます。

おなじみ、いつ見ても優秀なデザインのラベル。日本ではどこかが実名復刻(笑)してますよね。

二本足のリース柄ドーナツボタンは、シャンクがくびれた形の良いタイプ。

やや末広がりで角を落とした安定感のあるポケット。この個体はラベルが右ポケット 上端中央に付いていますが、左ポケットに付くのも見たことがあるような気がするし、上端より1インチくらい下に付くのも見たことがあるような・・・。

さらに、同デザインでプリント(織りではなくて)のラベルがある事を最近写真で知りました。なかなか奥が深いというか(笑)・・・。
(オオフチ)