ここしばらくの私的な傾向を振り返ってみると、展示会の谷間である今の様な時期は、軽い奇行?というか何かにはまっていることも多いようです。何かに凝ってみたり、食べに走ったり、ろくでもないことを考えたり・・・ 最近は、気がつけばデニムを着込んでいました。

思えばデニムを着込むのが好きになったのは・・・かれこれ小学生の頃。BIG JOHNの、片側の前裾にミッキーマウスの刺繍が入ったベルボトムが最初のお気に入りでした。BIG JOHN・・・JOHNって確か米語では男性器とかトイレって意味じゃなかったでしたっけ?

ともかくですが、その前後パッチポケットのベルの上に合わせていたのが同じくBIG JOHNのGジャンで、こちらの背中にも大きな刺繍が入っていました。確かUSネービーの第七艦隊のマーク・・・真ん中にイーグルもいました。今あっても結構かわいいと思われます。

そういえばその手の刺繍のGジャンでは他にミッキーなどのディズニー系、あとはアメリカ軍の船を横から見た絵とその下に船の名前(USSなんとか〜)が入ってるバージョンもあった事を思い出しました・・・・それにしてもなぜGジャンに軍?船?・・・でもビジュアル的にはかっこ良かったですよ。

とにかくその頃はまず遊ぶ事が優先で、毎日遊びながら着込んでいた、という感じでした。穴とか開いてもワッペンか何かを貼ったりして・・・Gジャンの胸にはなぜかU.S.ARMYの黒いリボンを古着のM−65風に縫い付けていました。テレビとか雑誌を見てヒッピーっぽい人たちの真似をしていたんですね。

そんな感じで子供の頃に着込んだデニム、今持ってたら宝物かもしれませんね。私の場合、何も残っていません・・・寂しい限りです。

でも今思うとその当時から、色のトーンが違う物=つまり後の通称インディゴ染めというヤツ・・・に気づいていました。

例えばBIG STONEというメーカーの製品は、洋服屋よりも作業着屋とかで多く見かけましたが、古いものは銀ボタンにインディゴ染め・・・に対して新しいものはカッパーボタンで色目の薄いデニム。さらにステッチの色も古いタイプは黄色で新しいものがオレンジ・・・と後で思えばLEVI’Sを意識しながら変化していったようですね。ちょうどその頃が過渡期だったのでしょうか。

イメージ的には、よく おじさん世代UPの人がストレートのBIG STONEをざっくりとロールアップして作業用に履いていたのを覚えています。当時は街でGパンといえば多分90%以上はベルボトムで、もちろんロールアップなどは皆無でしたから、すごく目立つんですよね・・・上半身は普通のグレーとかの作業着に前掛け、腕には黒い腕抜きを付けたりして・・・夏は白リブのランニングですかね。

たまに墓参りなどで下町などに行くと、よくそんなワーカーな人たちがBIG STONEや CANTON、DAN SUNNY、CACTUSなど新宿/渋谷方面ではあまり見かけないブランドのストレートのGパンを、オーバーサイズ気味でスラックスの様に履いている姿を見かけた覚えがあり(当時はピッタピタにタイトに履くのが普通でした)、当時の私には 彼らがかけていた下半分透明で真面目そうな黒縁メガネとセットになって、流行とは最高に遠い感じの印象として映っていました・・・が、気がつけばそんなのが好きな大人になっていましたね(笑)。

でもその頃の印象が強いせいか、あのインディゴ染めのコントラストの強い ハードな色落ちって、ナチュラルに絵になる人とそうでない人の差が激しいことに気づいたんですね。似合う人はすごく似合いますが、そうでない人はどこか汗/貧乏臭い方向へ作用するというか・・・。

ちなみに私は後者のタイプなのですが・・・でも惹かれてしまうんですよね。
(オオフチ)