たしか以前紹介した、私の知らない方がアップしてくれている当ブログのサーバークラッシュ以前の古いアーカイブ(http://170times.jp/NY/archive/2011/07/vol1_6.php)を見ていたら、タイムリーと思えるTown & Countryネタを発見したので、今回はその話を紹介してみたいと思います。
“元ネタVol.1 (2007年11月)
今回は元ネタと、それを元に作った製品を暴露させていただきます。

写真の赤いチェックのジャケットは1930年代頃のハンティングジャケット。フロントのポケットの配列が特徴的でおもしろい。
このタイプのポケットを持つジャケットは他にもいくつかのメーカーから出ていましたが、このジャケットが見たなかではもっとも古く、故にオリジナル(原型)っぽい。音楽や芸術と同じで、原型に近い物のほうがパワーがありますね。

そのジャケットをベースにさらに違ったフレーバーをフュージョンして、約10年前に写真のTOWN&COUNTRYというシャツと、TRAVELERというジャケットがデザインされました。現在でも残っているのはシャツの方です。
POST O’ALLSではではハンティングジャケットをつくらないというポリシーがあるので、ジャケットバージョンはTRAVELERと命名され、いまに残るCRUZERの原型となっています。“
・・・という感じになります。’18S/S展示会ラインアップの中でも人気アイテムの一つであるTown & Country、今後ともよろしくお願いいたします!
(オオフチ)
P.S. ブランド最初期のカタログネタも発見しましたので、これも紹介したいと思います。
“珍品(2008年7月)

珍しいものがありました。POST O’ALLSの最初期のカタログです。1993年の、確か1月のラスベガスのMAGICショーがデビューなので、その時用のものと思われます。
よく見るとラベルのロゴがまだプロトタイプの段階ではありますが、現在でもお馴染みのスタイルがこの時点でいくつかありますね。

今だから言えますが、実はそのMAGICショーに出ている時点ではまだどの工場で縫ってもらうか、また、どこで本チャン用の生地を買うかなど、生産に必要で大事な部分がほとんど決まっていなかった、というかアテがない部分も多かった。


まあ、今だからどうにかなったと言えますが、同じ体験をもう一度やってみろと言われたら、う~ん、けっこう辛いですね。これが年をとるということなんですかね?“