このカバーオールも、最近気になっています。

パッと見は、#1102エンジニア・ジャケット・・・ですが、よく見るとセットイン・スリーブ・・・フィットの感じは90年代・・・肩のシームがそのまま袖のカフス開きのシームへとつながるパターンは、最初期の#1103や#2103をベースにしている感じがします。

うちには古いカタログなどの資料が全て揃っているわけではないので、いつ頃のものかは断定できないのですが・・・ラベルやパターンの具合などから、なんとなく1990年代後半頃ではないかと思います。

カフスは、エンジニア・カフスを裏からあてています・・・これはライニング付きだからでしょうか。最近の1102も裏からあてていますが、それはシンプルに見えるように、というアイデアからです。

生地は、ブラックのコットンサテン。LeeのWESTERNERに使われているものより、やや薄手でしょうか・・・ビンテージのフレンチワークウエアに使われているタイプに近いウエイトですかね。

裏地はポリエステル・プラッシュ。見頃がヘザーグレーで、袖裏がオリーブの2トーン。この生地は確か・・・E-Z Shirtのライニング付きか何かに使ったような気がします・・・ということは、やはり90年代後半以降でしょうか。

もう一枚出てきたオフ白のもの。これもコットンサテンです。他の色や生地もあったのかもしれませんが・・・思い出せません。

このカバーオールを見たら、やはりサテン地のカバーオールを作ってみたくなりました。`20SSのラインナップで、ちょうど黒とオフ白の2色展開で企画していたんですが、日本の春夏には暑いかも・・・ということでオクラ入り。`20FWにでもやってみましょうか。(オオフチ)