川原でふと下を見ると、ヤゴが石の上にいます。まだ濡れているので川から上がったばかりでしょう。
ヤゴが石の上? よくよく思い出したら見るのもはじめてです。

まさかトンボになる準備中? と周りを見れば、じっとして動かないヤゴが数匹、背中が割れているのも数匹。
ヤバイ場面にでくわしました。まるっきり新しい世界の観察です。

ヤゴから出たてのトンボの羽は、それとはわからないほどの形をしていて、だんだんと大きく広がっていきます。ゆっくりと、そして静止状態を繰り返して羽は序所に広がっています。

完全に広がってからは、しばらくはそのままの状態を保っています。そして大空にむけて飛び立っていくのですが、鳥の視界に入った不幸な奴は大人になったものの数秒で……。

自然界の摂理、ディスカバリー系番組をライブで体感した午前中の出来事でした。(カツ)