木こり系の写真集は面白い。

木こり=ロガーと言ってしまうとそれまでだが、今世紀初頭のアメリカ北西部の彼らからは、実にさりげない印象を受けます。

確かにロガーブーツを履いて5ポケット系のパンツやオーバーオール、シャンブレーやウールのワークシャツの上にカバーオールジャケットやロガージャケットを着た彼らは、コテコテにワイルドな印象(おおむね無法者っぽいイメージ)ではあるけれど、深い山奥に入り一般人には見られることもなく仕事をし、力は強いが心は優しいといったような渋味も想像できる。

そんな彼らの本質のようなものが、その写真集から感じられる。粋な匂いとなって。“永遠”が見えるような気がします。

「DARIUS KINSEY」の写真集が特にいいです。(オオフチ)