去年の10月半ばから12月の初めまで、ネペンテスNY店で開催した写真展“ウエストサイドランデブー”は1月に場所を札幌に移し、ネペンテスギャラリーで今月20日まで展示しています。法律の違いで日本では展覧が出来ない写真が4点ありましたが、ディレクションを手がけてくれた徳朗さんと相談のうえ処置を施し、今月5日からは展示が出来ることになりました。
この4点があっての23枚でしたから、本来の見せ方ができないにしても展示できたことを大変うれしく思います。 

時はニューヨークの90年。当時はまだ街で売春夫を見かけることはクラブに出かけたことがある人なら見ているような光景と思います。ある日の夕方、17丁目をハドソン川に向かって歩いていたら10th Avenueの角からいきなり化粧をした男が出てきました。楽しそうですが、ちょっと正気じゃない人でした。
日々話しが出来るようになると時々素顔が出てきます。それがこのシリーズを撮り始めたきっかけでした。今から20年前のことです。

清水さん、徳郎さん、札幌スタッフの永岡さん、三浦さん、丁寧にフレーミングをしてくださった鵜野さん。ニューヨークスタッフのアンジェロ、そしてこのイベントで最初からお世話になりっぱなしのダイキさん。期間中、写真を見に来てくださった方々。どうもありがとうございました。(カツ)