今シーズン、アップデートされたモデルの一つが、このWALKABOUT 2(ウォークアバウト 2)でした。

これ以前の最終リリースとなる、2019SSのWALKABOUTは、このブログ・・・2000年代初め頃のファーストモデルは、こちらでさらっと紹介しています。

 

今回の21SSバージョンの展示会概要です。

 

3104  WALKABOUT 2

2000年代の初めより不定期にリリースされていたWALKABOUTに、今シーズンはアップデートバージョンの登場となりました。改訂ポイントは、スリーブの肘部分に入れられたミリタリーのフィールドジャケット然としたプリーツ、ボタンで開閉できるようになったカフス、オリジナルの良さをやや誇張した胸ポケットのデザインなどになります。結果、よりアウターっぽくパワフルなモデルに生まれ変わりました。

 

と、いうわけで・・・

ポケットは、オリジナルに近づけつつ、やや誇張・・・

カフス周りやスリーブは、アップデートされ・・・

全体のフィットは、オーバーサイズな19SSバージョンをベースに、やや節度を持たせています。

ヨーク無しのプレーンなバックスタイルは、ファーストモデル〜19SSモデルと同様。

まとめると・・・2000年頃のファーストモデルは、ビンテージのARMYものとNAVYものをフュージョンして調整したもの・・・19SSバージョンは、ファーストモデルをモダンなサイズ化したバージョン・・・そして21SSバージョンは、ミリタリーのアウター寄りにムードをシフトさせたバージョン・・・これでひとまず一段落、という感じでしょうか。

 

ちなみに、こちらがファーストモデルのインスピレーションとなった、1980年代から私が着ている、1940年代のUS NAVYのオリジナル。

パターン的におかしい?、中途半端に深くオフセットした前合わせ・・・と、大きく開いた第一と第二ボタンの間隔。これらのディテールは、メンズファッション的には過渡期であった、当時のトレンドが強く感じられます・・・が、ファーストモデルでは切り捨てたポイント。永遠性のない時代性は、なるべく消したかったんですね。

このポケットの低さが、私がこのジャケットを好きな理由のナンバー1・・・ミリタリーものらしくない、リラックスした感じが好きなんですね。似たデザインのARMYバージョンのポケットは、結構高い位置に付いていて、張り切った軍服っぽい感じが、個人的に気恥ずかしい・・・

プラケットの無い、ボタンとボタンホールのみによるアジャストのカフ・デザイン。好みなディテールです。

ARMYものと違って、バックヨーク+プリーツの付いたバック。

私には、この深いプリーツがどうも男くさ過ぎ・・・なので、このディテールも排除させて頂きました。

でも・・・いくつか不満なポイントはあっても、これはこれで、今見るとその粗削りさも良く見えてきたりします(笑)。時代が二回りくらいして、気がつけば馴染んでしまった、というか。そのうち、USNのレプリカバージョンも出してみましょうか・・・ついでに、あまり興味のなかったARMYバージョンも見直したくなってきました(笑)。(オオフチ)