大戦カバーオールモードは続行しております・・・今回はOSH KOSH製になります。

既出の2枚とぱっと見違うところは・・・どこにもラベルが付いていないところですかね。4つボタンはトップ無しのレイアウトで、着丈は大戦前のOSH KOSHに準じた感じで長め。

ハーキュリースに少し似たラペル襟・・・でも下襟のカーブ具合がやや派手ですかね。この個体はトップボタンが無いですが、有る物も見たことがあります。こうやって3枚続けて見ていくと、同じラペル仕様といっても微妙に違いがあるのがわかりますね。個人的にはCANT BUST’EMのような、下襟の直線的なタイプが着易いと思います。

そして・・・戦前のOSH KOSHのエンジニアカフスをちょい簡素化(ボタンを2個から1個に変更)するとこうなる、といった感じのカフスも特徴かもしれないですね。通常、大戦中はもっとシンプルなデザインの1ボタンですよね。

大戦前と変わらないブラス製の大判首振りボタン。このあたりも大戦モデルっぽくないですね・・・スチール製のロゴ無しドーナツボタンが定石ですかね。

OSH KOSHの場合は、末広がりでない素直な下側ポケットとなっています。これは即ち、大戦直前のOSH KOSHの4つポケットカバーオールの下側ポケット2個の下半分の補強を取った感じですね。そういえば補強の入った大戦モデルって見たこと無いですよね・・・。

と、一見シンプルに見える2ポケットのカバーオールですが、なかなか奥深いですよね。ご存知かもですが、Post O’AllsのOK40はこのOSH KOSH製がインスピレーションになっています。が、こうして検証してみると似て非ざる物であることがわかりますね・・・一応、仕事をしているというか(笑)。
(オオフチ)

P.S.


こちらもようやく春らしくなってきました。今日はすがすがしいという言葉以外当てはまらないような空気感です。