エナメルのお土産ライターと、ほぼ同時期に集め始めたのが、だまし絵ライターでした。

 

セミヌードの女性の絵が彫ってあり、蓋を開けてひっくり返すと…!!!というシンプルでトリッキーなアイデア。これも進駐軍に人気のお土産アイテムだったようです。バーなどで米兵が使っていたシーンが想像出来ますね…。

この手のだまし絵ライターはたぶん日本製がオリジナルで、第二次大戦後の1940年代終わり頃からベトナム戦争頃まで作られていたようです。

最初にだまし絵ライターと出会ったのは1980年代半ば、横須賀のドブ板通りの米兵相手のお土産屋でした。横須賀にはそれ以前からたまに行っていましたが、ある時からデッドストックを探すようになり、最初はスカジャンを探していました。

そのうち、デッドストックのピースマークのペンダントなどの雑貨も探すようになり…そんな時に見つけたのがだまし絵ライターでした。

その時に私が買ったものはどこかで失くしてしまったのですが、一緒に買った友人が持っていたものが、これ…後でわかったことですが、ベトナム戦争当時のデッドストックだと思われます。

ベトナム戦争の時に、米兵がベトナムのお土産屋などでジッポーにだまし絵を彫ってもらったものもありますよね。この個体は既製品っぽい仕上がりの当時の日本製ですが、ベトナムジッポーによく見られるタイプのテキストが刻印されています。

だまし絵ライターには、よく”Memory of Japan”=日本の思い出、というコピーが書かれています。

日本の思い出=女性…昔デッドストックを探しにアメリカの田舎を回っていた頃に、”俺は日本に行ったことがある”、という退役軍人と何人も知り合いましたが、彼らが話題にするのは大抵日本の女性…いかに日本の女性が良かったか、というお話。皆さん、さぞかし特別な思い出があるのでしょう…。

だまし絵ライターも、集めていくと数えきれない程のブランドがあり、グラフィックも何パターンもあることがわかってきました。

この個体のように彫りではなく、プリントのものもあります。

ベトナム戦争以前でも、本物のジッポーにだまし絵を彫ったものも存在します。どこかの米軍基地周辺のお土産屋で彫ってもらったのでしょうか。以下、朝鮮戦争頃のものになります。

 

既製品とは違った作風ですね。

よく見るとヤバいんです…!!。

これも一味違いますね…女性が白人っぽい。

バーのオリジナルものも、あったりします。これは、横須賀のドブ板通りにあったお店のものでしょうか。

ライター自体の形も、主流であるジッポーをコピーしたタイプから、オートマチックのロンソン型、薄型のオートフラット…などなど…。

だまし絵ライター…なかなか、奥深いです(笑)。