今シーズンよく着ているのが、このOK Rider 2。カバーオールとテーラードジャケットのブリッジ的な存在といえる、微妙な立ち位置のモデルです。

以前にもこのような性格のジャケットはいくつかのバリエーションを作ってきました。以下、19FW展示会の概要からの抜粋になります。

 

#3101   OK Rider 2

ドレス寄りな気分で着ることのできるカバーオールがPOST 42・・・カバーオールなムードで着られるテーラード襟のジャケットがE-Z Rider・・・テーラードジャケット寄りな気分で着られるカバーオールがOK Rider・・・そのOK Riderをテーラード襟に変更、もう一歩ドレス寄りにフィットを調整したものが今回デビューのOK Rider 2になります 。カバーオールでもテーラードジャケットでもない・・・という気分にフィットする、包容力の高いデイリーウエアに仕上がりました。

…という事ですが、私的には20代の前半からカバーオールを着るようになり、テーラードジャケットはそれ以前からよく着ていた、という伏線があり…当時はブレザーやツイードジャケット+5ポケットやチノ/軍パン、そしてジャケットの下には、Tシャツやセーターを着る事が多かったです。それ以前は、Gジャンやフライトジャケットなどのウエスト丈のジャケットを好んで着ていましたが、若気の至り?で青臭い(笑)と思ったのか、気がつけば腰丈のジャケットに移行していったんだと思います。

その頃からなんとなく感じていたのは、自分の様な着方(ユルめ)/体型(イカリ型)には、肩パッドの入ったテーラードものよりも、気取らないアンコンの方がいい…でも、しっくりくるものは市場にはあまり無い…という事。

それから渡米して環境が変わり、テーラードっぽいものを着る機会が減ると、本格的に(笑)カバーオールを着る生活に入りました…が、やはりたまにカバーオール以上、テイラード未満の“腰丈の何か”を着たいという欲求は湧き出ていました。

そしてブランドを始め、気がつけば今に至りますが、何年か前から再びその欲求が出始めて…ブランド的にも前出の概要にあるような紆余曲折な経緯を辿ってきました。

そして、20SSもOK Rider 2は健在です…現在20FWバージョンも企画中です!(オオフチ)