イタリアでの展示会も無事に終わりました。

旅には予定外はつきもの、です。いつもギリギリでの進行癖がついていながら、なんとか切り抜けてきていましたが今回は少し反省しています。

展示会に行くメンバーが決定するのが遅れ、チケットを買ったのは遅れ気味の11月。
ニューヨークからフィレンツェまでの直行便はもともとないので、スイスのチューリッヒで乗り換え。

フィレンツェまでは目と鼻の先の距離なのになんと6時間のフライト待ち。もう少し早くチケットを買っていたら、この待ち時間は2時間で済んだはず。

おまけにチューリッヒについたのはニューヨーク時間朝5時。体はまだまだニューヨークタイム、6時間もあったらちょっと外にでも出てスイスの空気を、とも思いましたが、先輩から「スイスはビザがないと出れないよ」との一言。6時間を空港内で過ごさなければならないわけです。

さてどうするか? いきなり寝るわけにもいかないし、店を見てつぶせる時間もせいぜい20分。 ということでオオフチ先生と朝から乾杯です。
いつもはまだ寝ている時間です。そんな時間に飲み始めるのはけっこう贅沢?

酔っ払いオヤジ。無事フィレンツェに到着。荷物も無事到着。
いざ税関を抜けるときに、私服の係員が何か申告するものは? と聞いてきたので、いや、特にない、と返答。するとそのカバンの中身は? これ?

展示会があるからそのサンプル。するとカルネは? と聞いてくる。ん~。いゃな予感。カルネを準備するほどでもないと思っていたのが甘かった。

私と大淵先生は見事に引っかかり、到着した時間が勤務時間外だったため、そのままサンプルは税関にお預け。明日から展示会なのに……。
朝8時までに来てくれれば9時から始まる展示会には間に合うという。書類のサインといくらかの費用(税金)だけでそんなに時間のかかることではない、とのこと。

持っていくサンプルはなくても空港から展示会場に場所のチェックに。自分たちのブースのセットアップの確認だけはしておいたほうがいい。
昔ラスベガスでの展示会に参加していたときは、展示会前日でもセットアップが終わっていないこともしばしばあった。でも過去2回のイタリアでの展示会ではそのようなことはなかったので心配せずにブースに向かったが……。

ない。 テーブルも、ラックも。あるのは椅子3個だけ。

これはショック。 でもこの段取りの悪さの免疫はすでに培っていたせいか、かなり冷静。なんとか体裁を整えてもらいホテルにチェックインしたのは夜9時頃。

初日から早起きして空港に戻り、サンプルの受け取りに。これがイタリア。時間がかかる。結局サンプルを受け取れたのは11時。

こんな具合で始まったイタリアでの展示会でした。今はニューヨークでの展示会の真っ最中、明日が最終日です。2月3日からは東京で展示会があり、今はそのサンプルを仕込んでいる真っ最中です。(カツ)