ザ・佳作
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は以前から ”佳作” に惹かれる傾向があり・・・
最近、久々に ”ザ・佳作”(笑)な感じのカバーオールをデッドストックで入手・・・で、早速洗ってみました。
デッドストックの魅力は、最初に一回洗った後・・・当時の人が着ていたのと同じように、生地の糊がまだバリバリに効いている状態で着込めること・・・人によっては、新品の状態から水を通さずに着るのが好きな人もいますが、私はまず一発洗います。その心は・・・洗わずに着込んで馴染ませて、その後洗ってみたらけっこう縮んでしまったり・・・いきなりそこらじゅうに穴が開いたり・・・という、虚しい経験が少なからずあるからなんですね(涙)。
ラベルのデザインからして、佳作の匂いがプンプン・・・
ショットガンの薬莢調の、シュールで無意味げなボタンのデザイン・・・
でも・・・この初見の一枚は、一目見た瞬間からどこか惹かれるものがありました・・・
実際に洗って着てみると・・・チェストサイズに対して大きめなネックサイズの、形の良い襟・・・太く良いカーブを持つ、きれいな袖付けラインのラグラン・スリーブ・・・着丈長めで立体的なフィットのボディ・・・バランスよく配置された、アンバランスなサイズの上下ポケット・・・それらの要素が組み合わさって、良い感じの1930年代後半〜大戦直後らしいフレーバーを醸し出しています・・・私の佳作レーダーに、狂いはありませんでした(笑)。
佳作の味わいは、パッと見どーでもいいところ・・・というわけで、以前のブログ記事で佳作〜B級系なものをリストアップしてみました。
(オオフチ)